作成までの過程で活用した全教材 - はじめてのWebアプリ開発を振り返る Part2
こんにちは!
スマレジ・テックファームのWebエンジニアやまてと申します。
はじめに
今回は、Web業界実務未経験での転職活動用にポートフォリオとして作成した『はじめてのWebアプリ開発を振り返る』記事です。
※ 作成したポートフォリオは、絵本を読み聞かせしたことの記録・管理を、家族と共有できるWebアプリケーションです
これまで関連記事については、下記の記事を書きました。
私は、バックエンドエンジニアになるための学習については 独学 で進めました。
その際に、ポートフォリオを作成するための糧とさせていただいた「活用した教材のすべて」について書きたいと思います。
私の学習過程を真似してくれればOK!…とは到底言えない、遠回りな道のりでしたが、あえて利用した教材の全てを載せておきます。
※ ポートフォリオのWebアプリはどんなものを作ったほうがいいか?というようなエンジニア転職視点の教材もとても大事で、それも教材といえば教材ですが、今回の記事は技術系の教材についてのみ載せています
記事を書く目的
今回の記事を書く以下2つの目的のため、ポートフォリオのWebアプリを完成させるまでにどんな教材を用いて学習してきたのかを棚卸しします。
- 自身の学習の振り返り
- Webエンジニア転職を考えている方にとっての参考になるよう共有
目次
- はじめに
- 1. サーバーサイドの知識全般の学習に活用した教材
- 2. Webアプリ開発に直接的にマルッと活用にした教材
- 3. その他、活用した教材
- おわりに
1. サーバーサイドの知識全般の学習に活用した教材
1.1. 独学エンジニア
まずは今もメインの教材として学習している『独学エンジニア』です。Web系のサーバーサイド(言語はPHP)の知識全般の理解に活用した教材です。
独学エンジニアは現在も絶賛更新中ですが、今公開されているところまでの内容であっても非常に深い内容まで学べるため、心から人にお薦めしたい教材です。
加えて、未知の課題に対して自分で情報収集して解決できる実践的スキルを身に付けられるように考えて教材を作っているとのことで、自走する力が養われます。
内容の充実度に対して現在の 1,080 円(税込)/月は破格ですし、講師の山浦清透さんは教材以外にも、Twitterでの発信やYouTubeの動画を観て、人としても尊敬できる魅力的な方だと思っています。
1.2. その他の山浦清透さんの教材
※ 山浦さんの作成された教材は下記のUdemyの教材を購入して完走しましたが、現在独学エンジニア内のレッスンでもLinuxコマンド、Git/GitHubについては学べます。
もう怖くないLinuxコマンド。手を動かしながらLinuxコマンドラインを5日間で身に付けよう|Udemy
Git: もう怖くないGit!チーム開発で必要なGitを完全マスター|Udemy
AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得|Udemy
AWSは独学エンジニアでもレッスン公開予定ですが、現在は未公開です。
だれでもエンジニア|YouTube
山浦さんはYouTubeでも発信されており、超有益な情報を無料公開されています!
技術についても、エンジニア転職についても非常に参考になる動画が多数ありますので、Webエンジニア目指される方であればチャンネル登録必須です。
以下は繰り返し視聴しました。
Docker超入門講座 合併版 | ゼロから実践する4時間のフルコース - YouTube
ゼロから半年でWeb系エンジニアになろう【完全まとめ版】 - YouTube
2. Webアプリ開発に直接的にマルッと活用にした教材
2.1. Laravel(+Vue.js)でSNS風Webサービスを作ろう!|Techpit
PHPの言語フレームワークの Laravel を学ぶため、とても評判の良いこちらの教材を活用しました。
評判通り素晴らしい教材だと思うので、こちらも心から人にお勧めしたい教材です!
テキストの内容は初学者でも理解しやすいように説明されていて、完走しやすい教材です。
また、環境構築のパートの2か所で私のPCの環境によるエラーが発生しましたが、講師のやんばるさんに迅速、丁寧に対応いただき、ストレスは最小限で教材を進めることができました。
ポートフォリオのWebアプリもSNS風にしたいと思っていたため、こちらの教材で学んだことを設計にもかなり色濃く反映させていただいています。
例えば、以下の機能は教材で学んだことをWebアプリに反映しました。
- 登録、参照、更新、削除(CRUD)機能
- ユーザー登録・ログイン・ログアウト機能
- メールを使ったパスワード再設定機能
- Googleアカウントを使ったユーザー登録・ログイン機能
- いいね機能
- タグ機能
- フォロー機能
#学習記録 2/1-2/7 36h
— やまて|Webエンジニア2年目 (@r_yamate) 2021年2月8日
継続169日目 計746.5h
☑️ #独学エンジニア 変数・型
☑️ #techpit Laravel(+Vue.js)教材のSNSアプリ完成
(https://t.co/9X7nwiy6LD)
☑️ Qiita投稿 4,5記事目
☑️ PF作成(ディレクトリ構成をMVC)
教材まんまのアプリだけど、Herokuデプロイの瞬間はガッツポーズしました✊
教材を元にハンズオンで作成したサンプルメモアプリが Heroku にデプロイしたままだったので、参考にURL載せておきます。
http://laravel-memo-sns-2021.herokuapp.com/
(↑サンプルメモアプリ画面)
(↓ポートフォリオのWebアプリ画面)
見た目や機能にかなり手を加えているため、ベースにしていることは一見して分からないと思いますが、教材で得た知識や機能をマルっと盛り込んでいます。
2.2. Laravel × CircleCI × AWSで学ぶCI/CD|Techpit
こちらは上記「Laravel(+Vue.js)でSNS風Webサービスを作ろう!|Techpit」の続きとして、CircleCIで自動テストを行い、AWS(EC2)に自動デプロイする方法を学びました。
サンプルメモアプリで教材を完走した後、こちらの教材をCircleCIでの自動テストと自動デプロイ導入の手順書とすることで、大きく躓くことなくポートフォリオのWebアプリについても、本番環境を構築できました。
2.3. 最強のLaravel開発環境をDockerを使って構築する|Qiita
Qiitaでは、以下の記事をはじめ、 @ucan-lab さんの多数の記事を参考にさせていただきました。Qiita記事なのでもちろん無料ですが、超有益な学習材料だと思います。
とても使いやすく、Qiita記事に使用方法などの説明が記載してあるため、迷った時にも確認することができます。
3. その他、活用した教材
3.1. 駆け出した頃に活用した教材
私は2019年6月頃から転職についての情報を収集するようになりました。
当時(2019年6月頃)はまだ、転職先をITに絞ってすらなかったですが、転職希望仲間の職場の同僚から progate を勧めてもらい、プログラミングに興味もあったため始めました。
progate
受講期間を確認したところ、2019年6月〜10月の5ヶ月のあいだ、課金( 980 円/月)していました。初のプログラミング教材への課金でした。
道場コースになると途端に「どうすればいいんだっけ?」と路頭に迷うなぁ。楽しいなぁ。
— やまて|Webエンジニア2年目 (@r_yamate) 2019年7月6日
「HTML & CSS 道場コース 初級編」コースを修了しました! https://t.co/vwWTWnRzNF #Progate
当時の感覚はあんまり思い出せませんが、1ヶ月経った時点で、「楽しいぁ」と楽しくなさそうにつぶやいてます。
dotinstall
受講期間を確認したところ、2019年10月〜2020年4月、2020年9月〜11月の10ヶ月のあいだ、課金( 1,080 円/月)していました。
paiza
受講期間を確認したところ、2019年11月〜2020年5月の7ヶ月のあいだ、課金( 980 円/月)していました。
これらの課金状況で、駆け出しの頃の迷走具合がわかりますね。
結構長く課金していますが、講座は全然受講できていない期間が多かったです。
余談ですが、当時は絶対に公務員を辞めて別の道を進むんだという決意をしているつもりではありましたが、仕事の精神的な負荷が大きく、共働きで、息子は2歳で育児の時間もあり、なかなか学習習慣を定着させられずにいました(1日平均2時間くらいだったかと思います)。
3.2. 書籍教材
PHP本格入門[上]
PHP本格入門[下]
リーダブルコード
オブジェクト指向でなぜつくるのか
Webを支える技術―― HTTP,URI,HTML,そしてREST
勧められるがまま学習初期に読みましたが、よくわかりませんでした。再読が必要。
アジャイルサムライ――達人開発者への道
Webアプリのアイデアを考えるときに、アジャイルサムライを読みながら考えました。
Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂3版
著者の大澤文孝さんのテキストはとてもわかりやすくて、学びたい内容で大澤文孝さんの書籍があったら今後も選ぶと思います。
3.3. Udemy教材
ITパスポート試験 + 情報セキュリティマネジメント試験 講義&過去問解説
「ITパスポート試験」を受験するために活用しました。
学習報告7/12
— やまて|Webエンジニア2年目 (@r_yamate) 2020年7月12日
・ITパスポート試験受験(合格)
・3分間NetWorking
・読書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
ITの基礎知識を押さえたくて受験したITパスポート。試験合格で得られたのは基礎知識と小さな成功体験。あと、これから一歩一歩着実に進んでいこう、と強く思えた。
ちゃんと学ぶ、PHP+MySQL(MariaDB)入門講座
PHPからLaravelまで サーバーサイドをとことんやってみよう【初心者から脱初心者へ】【わかりやすさ最重視】
【PHP中級】Webアプリケーション開発 実践講座
こちらは『PHP本格入門』の著者の動画教材です。
中級ということもあり、受講した頃(2021年2月)では全然理解できなかったため、再挑戦したいと思っています。
Linuxコマンドから始めるDocker ~ BE A FIRST PENGUIN AND GROW AS WHALE
3.4. Techpit教材
Laravelでテスト駆動開発を学ぼう!
3.5. クラウド系のインフラエンジニアを志していた頃の教材
なぜクラウド系のインフラエンジニアを志していたかというと、情報収集する中で、AWSが熱い、過熱気味のWeb系エンジニアの中でも求職者も少なく求人はある、という情報を収集したためです。
RaiseTech AWSフルコース
受講期間は、2019年11月〜2020年2月の4ヶ月です。こちらはオンラインスクールで、AWSについて学ぶコースを受講しました。Skill Hacks というHTML、CSS、Rubyの基礎を学ぶ教材とセット購入しました。
講座の内容についてはHPのとおりです。
こちらはオンラインスクールなので、スクールに通ったことがあるかないかで言えば、あるのですが、AWSを中心としたインフラエンジニアになるための学習内容であるため、「バックエンドエンジニアになるための学習は独学」と日頃は言うようにしています。
インフラエンジニアがブルーオーシャンと注目浴びてるけど、私は2年前AWSを学ぶオンラインスクールに30万で入校。4ヶ月では思うように理解が進まず、更には未経験転職だと夜勤あり濃厚と気付いて、それを後出しで妻に伝えた日は一つ言葉を選び間違えたら海に沈められそうなほど詰められた情弱な私。
— やまて|Webエンジニア2年目 (@r_yamate) 2022年5月11日
要は、挫折しました。
当時の私には講座内容のレベルも、進路もミスマッチで、当初望んでいた4ヶ月で課題完走→転職活動→内定!という結果は得られませんでした。
規約が変わっていなければ追加料金なしで半永久的に受講生で居られるはずなので、再度必要に応じて活用できたらいいなと思っています。
おわりに
ガッツリ学んだ教材、途中まで学んだ教材、ここには書いていない検索して出会った数多くの技術記事、公式ドキュメントなど、それらを教材として、ポートフォリオのWebアプリは作成することができました。
受講生や読み手にとって分かりやすい動画教材やテキストを作られている先生方に感謝です。
今後も「はじめてのWebアプリ開発を振り返る 」関連の記事を書いていこうと思っています(Webアプリに実装した機能の解説記事はいくつか必ず書きたいです)。
ありがとうございました。
3年前の今日から動き出して、progateからスタートして、今に至る。当時はIT知識ほぼゼロだったことを思うと、多くの新しい知識や概念を頭に入れてきたんだな…と、振り返ると感慨深い気持ち。 https://t.co/nWXCvztXm6
— やまて|Webエンジニア2年目 (@r_yamate) 2022年6月4日
過去の自分と比較してではありますが、着実に積み上げてきたと、自分自身を讃えつつ、これからも継続して、作りたいものを作れるようになりたいです。