- INDEX - 『だれでもスマレジ・アプリマーケットのアプリ開発者になれる』連載
- ⑤スマレジ・プラットフォームAPIの使い方(商品一覧取得|Postman)
こんにちは!
スマレジ・テックファームのWebエンジニアやまてと申します。
さっき職場の方のツイートで賞与入ったというのを見て、4月が賞与なんだな。自分は3月に正社員になったからないやろうな。一応ログインして見とこう。ん?賞与入っとるー!てなった。ウェーイ。
— やまて|Webエンジニア2年目 (@r_yamate) 2022年4月28日
ボーナスで デスク環境 整えたい
それでは本題に入ります。以下、連載の目次です。
INDEX - 『だれでもスマレジ・アプリマーケットのアプリ開発者になれる』連載
本連載は以下の順序で投稿しています。
「スマレジ・デベロッパーズ」をはじめ、「スマレジ・アプリマーケット」と「スマレジ・プラットフォームAPI」、「スマレジ・デベロッパーズ・コミュニティ」について、どのようなものか簡単に確認します。
スマレジ・アプリマーケットのアプリ開発者になるために、スマレジ・デベロッパーズのアカウントを登録して、開発環境を準備します。
スマレジ・デベロッパーズでのアプリの新規登録の方法を確認します。
④ スマレジ・プラットフォームAPIの使い方(アプリアクセストークン取得|Postman)
スマレジ・プラットフォームAPIを実際に使ってみます。APIをテストできるアプリである Postman のアカウント登録・使用し、 スマレジ・プラットフォームAPI の アプリアクセストークン取得 をします。
⑤ スマレジ・プラットフォームAPIの使い方(商品一覧取得|Postman)(今回)
Postman で実際に スマレジ・プラットフォームAPI の一つである 商品一覧取得 のAPI を使用します。
⑤スマレジ・プラットフォームAPIの使い方(商品一覧取得|Postman)
今回は、 Postman で前回取得した アプリアクセストークン を使って、スマレジ・プラットフォームAPI の一つである 商品一覧取得API を使用します。
※ スマレジ公式のチュートリアルの対応箇所はこちらです。
チュートリアルでは、 店舗一覧取得API と 店舗更新API を使用していますが、せっかくですので別のAPIを使用しています。
1. サンプルデータの登録
スマレジ・デベロッパーズのサンドボックス環境は、商品などのデータは空っぽであるため、今回はサンプルデータのCSVファイルをダウンロードします。
1.1. サンプルデータのダウンロード
スマレジ・デベロッパーズ管理画面のサイドバー「ドキュメント」→「ヘルプと参考資料」タブを開いて、 部門データサンプル と 商品データサンプル をダウンロードしてください。
1.2. 部門データサンプルのCSVアップロード
続いて、
サイドバー「商品」→「部門」→「部門(カテゴリ)」→「CSVで登録」を押し、
先ほどダウンロードした 部門データサンプル(sample_category.csv)をアップロードします。
「商品」→「部門(カテゴリ)」→「部門一覧」を開くと、サンプルデータが確認できます。
1.3. 商品データサンプルのCSVアップロード
同じ要領で、
サイドバー「商品」→「商品登録」→「CSVで登録」を押し、
先ほどダウンロードした 商品データサンプル(sample_product.csv)をアップロードします。
「商品」→「商品一覧」を開くと、サンプルデータが確認できます。
2. スコープの設定
スコープとは、範囲のことで、有効にしたスコープの対象のAPIのみ使うことができます。
2.1. 仕様書でのスコープの確認
スマレジ・プラットフォームAPI POS仕様書 (ver.1.0.0) で、スコープは確認できます。
AUTHORIZATIONS: AppAccessToken (
pos.products:read
)
と記載がありますが、 pos.products:read
がスコープです。
2.2. 管理画面でのスコープの設定
スマレジ・デベロッパーズの管理画面を開きます。
https://developers.smaregi.dev/
管理画面サイドバーから、「アプリ」→「パブリックアプリ」→「概要を見る」を押し、
「スコープ」タブ →「スマレジ」タブ の順に進みます。
商品一覧取得API に必要なスコープである pos.products:read
を 有効 にし、「保存」を押します。
上記のページで 有効 にしていない スコープ は使えません。
2.3. Postmanでのスコープの入力
Postman を開きます。
アプリアクセストークン取得API のリクエストボディの「scope」に、有効にしたいスコープ pos.products:read
を入力します。
※ スコープが複数ある場合は、「pos.stores:read pos.stores:write
」のようにスコープの値を 半角スペース で区切って追記します。
3. アプリアクセストークンの取得(HTTPリクエスト送信)
「Send」を押すと、 商品一覧取得 についての スコープ が有効になっている アプリアクセストークン が取得できます。
"access_token"
とあるのが アプリアクセストークン です。
レスポンスの”scope”
に、有効にしたスコープ pos.products:read
があることを確認します。
4. HTTPリクエストの設定
商品一覧取得API についての HTTPリクエスト の設定をします。
4.1. request(HTTPリクエスト)の作成
「Add a request」を押し、
「商品一覧取得」と名前をつけます。
4.2. request(HTTPリクエスト)の設定
エンドポイントの設定
スマレジ(POS)の各種APIの エンドポイント については POS仕様書に記載があります。
https://api.smaregi.dev/{契約ID}/pos
さらに各APIの記載箇所を見て、HTTPメソッドやパスを確認します。今回は 商品一覧取得 を確認します。
GET https://api.smaregi.dev/{契約ID}/pos/products
アプリアクセストークン取得APIの時と同様に、以下のように 契約ID は 環境変数 で記述しておきます。
https://api.smaregi.dev/{{CONTRACT_ID}}/pos/products
Authorization の入力
「Authorization」タブを開いて、下記のとおり選択&入力します。 Token には、取得した アプリアクセストークン を入力しますが、 契約ID 同様に 環境変数 を設定しておきます。
Type | Bearer Token |
Token | {{APP_ACCESS_TOKEN}} |
4.3. 環境変数の設定
Postman画面左サイドバーの「Environments」を押し、「開発_スマレジ・プラットフォームAPI」を開きます。
VARIABLE | INITIAL VALUE |
---|---|
APP_ACCESS_TOKEN |
「アプリアクセストークン」 |
「3. アプリアクセストークンの取得」で取得した"access_token"
の値(長〜い英数字全て)をコピー&ペーストします。忘れずに「Save」を押します。
5. 商品一覧取得(HTTPリクエスト送信)
「Send」を押すと、商品一覧が取得できます。
JSON形式の商品データが取得されたかと思います!
※ 補足ですが、POS仕様書には、APIを使用する際に設定することのできる、「QUERY PARAMETERS」が記載されていますが、リクエストの「Params」タブに記述すると、設定することができます。
今回の記事で「だれでもスマレジ・アプリマーケットのアプリ開発者になれる」の連載記事は終わりにさせていただきます。
今後もスマレジ・デベロッパーズ関連のインプットをしていきたいと思っていますので、その際にはブログ記事として投稿していきます。
ありがとうございました!