- INDEX - 『だれでもスマレジ・アプリマーケットのアプリ開発者になれる』連載
- ④スマレジ・プラットフォームAPIの使い方(アプリアクセストークン取得|Postman)
こんにちは!
スマレジ・テックファームのWebエンジニアやまてと申します。
エンジニアになった相互フォローの方々が、実務に揉まれてみるみる強くなっていっているように見える。天空闘技場でゴンとキルアの念の習得の早さに焦るズシの気持ち。人と比べて焦る気持ちが芽生えるのは仕方ないと考えてるけど、焦ってても仕方ないので、自分の目の前の課題を着実に進めていくのみ。
— やまて|Webエンジニア2年目 (@r_yamate) 2022年4月22日
人と比べる → 凹む、という無駄な時間を過ごしている暇はないので、セルフコントロールに気をつけていきたいところです。Webエンジニア1年目の35歳には残された人生の時間が短いので…笑
さて、早速ですが本題に入ります。前回の記事で、アプリ開発者アカウントを作成しました。
以下、連載の目次です。
INDEX - 『だれでもスマレジ・アプリマーケットのアプリ開発者になれる』連載
本連載は以下の順序で投稿しています。
「スマレジ・デベロッパーズ」をはじめ、「スマレジ・アプリマーケット」と「スマレジ・プラットフォームAPI」、「スマレジ・デベロッパーズ・コミュニティ」について、どのようなものか簡単に確認します。
スマレジ・アプリマーケットのアプリ開発者になるために、スマレジ・デベロッパーズのアカウントを登録して、開発環境を準備します。
スマレジ・デベロッパーズでのアプリの新規登録の方法を確認します。
④ スマレジ・プラットフォームAPIの使い方(アプリアクセストークン取得|Postman)(今回)
スマレジ・プラットフォームAPIを実際に使ってみます。APIをテストできるアプリである Postman のアカウント登録・使用し、 スマレジ・プラットフォームAPI の アプリアクセストークン取得 をします。
⑤ スマレジ・プラットフォームAPIの使い方(商品一覧取得|Postman)
Postman で実際に スマレジ・プラットフォームAPI の一つである 商品一覧取得 のAPI を使用します。
④スマレジ・プラットフォームAPIの使い方(アプリアクセストークン取得|Postman)
今回は、 スマレジ・プラットフォームAPI を実際に使ってみます。
まずは、APIをテストできるアプリである Postman の アカウント登録 をします。
Postman のアカウント登録が完了したら、 Postman を使用して、スマレジ・プラットフォームAPI を使ってみます。
連載1回目で触れましたが、スマレジ・プラットフォームAPI は、外部のWebアプリから、スマレジ各プロダクトのデータにアクセスすることができるものでしたね。
次回、そのアクセストークンを使って、APIで 商品一覧取得 します。
1. Postman のアカウント登録
Postman はAPIのHTTPリクエスト、レスポンスをテストできるアプリです。
Postmanは、APIを構築および使用するためのAPIプラットフォームです。Postmanは、APIライフサイクルの各ステップを簡素化し、コラボレーションを合理化するため、より優れたAPIをより迅速に作成できます。
Postman を利用するために、アカウント登録します。
Postman にアカウント登録済みの方は、「2. Postman でのAPIテスト」に進んでください。
※ Visual Studio Code の拡張機能である Thunder Client は Postman とほぼ同様の使用感で利用できると思いますので、Thunder Client でも問題ないかと思います。
1.1. Postman アプリのダウンロード
下記ページより、 Postman アプリ(zipファイル)をダウンロードします。(Mac Intel Chip、Mac Apple ChipやWindowsを選択します。Macの画面で以下進めます。)
ダウンロードしたzipファイルを解凍すると、「Postman.app」という名前のアプリケーションファイルが展開されるので、アプリケーションフォルダに移動し、アプリを開きます。
1.2. Postman のアカウント登録
Postman のアカウントを作成します。
ここでは詳細を省略しますが、その後も画面の指示に従い、進めていきます。
1.3. ログイン後の画面準備
ログイン後の Postman アプリ画面です。
Workspaces タブから My Workspace を押し、
スタンバイOKです。
2. Postman でのAPIテスト(設定)
※ スマレジ公式のチュートリアルの対応箇所はこちらです。
Postmanを利用し、アプリアクセストークンを取得します。
アプリからユーザーのデータにAPIアクセスするには、アプリアクセストークンを取得する必要があります。
2.1. Collection・request(HTTPリクエスト)の作成
Collectionの作成
「Collection」と「request」は、「フォルダ」と「ファイル」の関係性のような感じです。
Postman の左サイドバーの「Collections」 → 画面左上「+」(Create new Collection)を押します。
Collection が作成されました。 Collection の名前はなんでも大丈夫です。(ここでは「スマレジ・プラットフォームAPI」と付けています。)
request(HTTPリクエスト)の作成
「Add a request」を押します。
request は「アプリアクセストークン取得」と名付けています。
2.2. request(HTTPリクエスト)の設定
アプリアクセストークン発行用エンドポイントの設定
アプリアクセストークン発行用のエンドポイント に、 リクエストパラメータ と一緒に POST する設定をします。
エンドポイント ※ 共通仕様書 に記載があります。
POST https://id.smaregi.dev/app/{契約ID}/token
{{}}
で囲って環境変数を使用できるため、以下のように記述しておきます。(環境変数は後ほど設定します。)
https://id.smaregi.dev/app/{{CONTRACT_ID}}/token
リクエストヘッダー・リクエストボディの入力
「Authorization」タブを開いて、下記のとおり選択&入力します。 契約ID同様に環境変数を設定しておきます。
Type | Basic Auth |
Username | {{CLIENT_ID}} |
Password | {{CLIENT_SECRET}} |
「Body」タブについて、「x-www-form-urlencoded」(Content-Type)を選択します。(選択することで、ヘッダーに「Content-Type: x-www-form-urlencoded
」が追加されます)
grant_type |
client_credentials |
scope |
(空) |
※ スコープは、使用するAPIによって指定します。今回は空で送信します。
入力したら、画面右上のほうの「Save」を押しておきましょう。
2.3. 環境変数の設定
契約ID・クライアントID・クライアントシークレットの確認
環境変数として設定する下記について、スマレジ・デベロッパーズ管理画面で確認します。
CONTRACT_ID |
契約ID |
CLIENT_ID |
クライアントID |
CLIENT_SECRET |
クライアントシークレット |
スマレジ・デベロッパーズトップ画面左上で、「契約ID」を確認します。
アプリを新規登録したときに発行されている「クライアントID」と「クライアントシークレット」を確認できるページは、
サイドバー「トップ」→「アプリ」→「パブリックアプリ」
→「概要を見る」→「環境設定タブ(/ 開発タブ)」
です。
環境変数の設定
Postman画面左サイドバーの「Environments」を押します。
名前はなんでも大丈夫ですが、「開発_スマレジ・プラットフォームAPI」と付けています。
確認した内容の通り、変数名と値(契約IDなど)を入力します。
VARIABLE | INITIAL VALUE |
---|---|
CONTRACT_ID |
sb_●●●●●●●● (先ほど確認した「契約ID」) |
CLIENT_ID |
「クライアントID」 |
CLIENT_SECRET |
「クライアントシークレット」 |
※ 「TYPE」については、default、secretなど、適宜設定します。
環境変数の有効化
「スマレジ・プラットフォームAPI_サンドボックス」を「active」に設定します。
環境変数の保存
「スマレジ・プラットフォームAPI_サンドボックス」を「Save」します。
3. Postman でのAPIテスト(リクエスト送信)
「Send」を押すと、アプリアクセストークンを取得できます。
"access_token"
とあるのがアプリアクセストークンです。隠していますが、長〜い英数字の羅列です。
今回の記事は以上です!
次回、「だれでもスマレジ・アプリマーケットのアプリ開発者になれる - ⑤スマレジ・プラットフォームAPIの使い方(Postmanで商品一覧取得)」投稿予定です。