転職したらスマレジだった件

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なぜ公務員からわざわざ30代実務未経験でWebエンジニアになったの?

こんにちは!

スマレジ・テックファーム のWebエンジニア やまて と申します。

はじめに

今回は、 なぜ公務員からわざわざ30代実務未経験でWebエンジニアになったのか について、以前(約半年前)に勉強会のLTで発表した資料の一部を元に書きたいと思います。


ちなみにLTさせていただいたのは、こちらの「つながる勉強会」です。

tsunagaru-kobe.connpass.com

目次


転職ノウハウなどではなくてただの一体験談なので、こんな人もいるんだなくらいの感じで読んでいただけると幸いです。


ただ最近思うのは、自分が進もうとする道を過去進んだ人がいる場合、そのN=1の体験談が情報として欲しいこともあるので、何か参考になる方がいたら良いな、という願いもあります。


それでは本題に入ります。

登場人物 35歳さん(当時の私)

  • 運輸行政に携わる公務員だった(2020年3月まで)。トラックやバス会社の監査、車検証の発行などをしていた。

  • 公務員を辞めた当初はクラウド系のインフラエンジニアの道を考えていた。

  • 2020年8月から独学で、PHPを中心にバックエンドエンジニアについて学習した。朝4時起きで300日以上毎日継続した(計1500時間)。

  • 家族は、バリキャリ妻と4歳息子。家事は料理以外すべて主担当。世帯主は妻。


公務員を退職した理由


「おぼろげながら浮かんできたんです。転職という文字が」


…面接でそう答えていたら、転職失敗して今ここに私はいないと思われますが、ざっくりと結論を言うとすれば、

公務員を退職した理由は、IT業界にキャリアチェンジをしたいと思ったから

ということになります。



人が転職する理由には、「他の場所で〇〇をしたい!」などの前向きな理由と、「△△だから今の場所を離れたい!」などの後ろ向きな理由があるかと思います。そして大体は両方の理由を人それぞれの割合で持っていると思います。


私の場合、「 IT業界にキャリアチェンジをしたい!」と思ったから、という前向きな理由であることは本心ですが、「今の場所にこのまま居てもいいのか…」という後ろ向きな理由もきっかけとしてありました。



公務員としての仕事は、無くてはならないと思えるやりがいのある業務だったんですが、 自分の仕事の結果として、目指すべき状態に対してどのように成果が出ているかを答え合わせすることができない ことに、もどかしい思いがありました。


(反面、役に立ってない!という主旨の公務員への批判の声や嫌悪する態度には、嫌というほど触れる機会はあります)


自分がこれを頑張ったから、世の中のこの点がよくなった、という成果が見えない(証明されない)ことがストレスだったので、その点が解消されるような、 自分が仕事をした成果がわかる、やりがいを持てる仕事をするためのキャリアチェンジ を考えるようになりました。


公務員をやめるのはもったいない?


公務員をやめるのはもったいない。多くの人が思うことであり、私自身、実際にキャリアチェンジに至るまでは、さまざまな状況や出来事を通じて、色々な葛藤がありました。


確かにもったいないです。公務員になるためにもめっちゃ時間を投じましたし、なったあとも専門性の高い知識を詰め込んできました。



それらを捨てることになるのでもったいないですが、当時の私はやめない方が人生もったいないことになる、死ぬ間際に「あの時挑戦すればよかった!…」と、後悔するとも思っていました。

ちなみに年収は低いと感じていたし、実際の収入減の幅もそれほどでもなく、もったいないと思うことはあまりありません。

当時を振り返って、少しでも状況が違って、一つでも出来事が起こったり、起こっていなかったりしたら、公務員として今も働いているんだろうな、と思うこともあります。


退職前の1年くらい前は本気で公務員辞めようとは考えたこともなかったし、最終的に、公務員を辞めるというクレイジーな判断をした自分にふと振り返ると驚くことすらあります。


人生何が起こるかわからないですね。そしてそれが人生の楽しさなのかもしれません。


IT業界へのキャリアチェンジを考えた理由

いろんな業界や業種がある中で、 IT業界へのWebエンジニアとしてのキャリアチェンジを考えた理由 は、ものづくり全般に言えることかと思いますが、サービスを使っていただいて、そのサービスについてフィードバックをいただくことで、 自分のした仕事の成果が見える、世の中に価値を提供できた時にそれを実感できる と思ったからです。


とにかく明快に、「役に立ってる!」と感じたかったんです。


ものづくりの中でもなぜITなのか ということに関しては、ITが仕事でも生活でも身近にあり、 ITサービスの世の中への影響力の大きさに魅力を感じている ためです。


あと、Webエンジニアがいいなと思った理由は、 パソコン一つでいろんな価値を生むことができるのがカッコ良い と憧れを持っていることが根っこの理由としてあります。


Webエンジニア1年目の35歳のこれから

ご縁のあったスマレジで、自分のした仕事の成果を感じられるよう、開発業務を通じて世の中に価値を提供できるWebエンジニアに成長したいです。


そのために、目の前にある業務と真摯に向き合い、SESの現場や自社プロダクトの開発に貢献できるスキルを着実に身につけていきたいと思っています。

おわりに

今回は、 なぜ公務員からわざわざ30代実務未経験でWebエンジニアになったのか について書きました。

人生何が起こるかわからないですが、楽しみながら仕事をしようとすることだけは忘れずにやっていきます。



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